強いって、美しい
OUGI Leathers 後藤氏が「いま持てる技術を注ぎ込んだもの」と言うトートバッグ。
完全手縫いで、製作には4-5日を要する。その素材、手描きの曲線デザイン、2トーンの妙、「どこから見ても美しい」と後藤氏は胸をはる。
中央部と底部、開口部を支える艶やかなアニリン仕上げレザーと、両サイドの柔らかなオイルドレザーのコントラストに、レザーファンは心を動かされずにいられないはずだ。
街の中で映え、自然の景色にもなじむ佇まいで、持った瞬間にその弾性と剛性が手に伝わるだろう。
見た目の美しさのみでなく、強さ、持ちやすさ、使いやすさにも配慮が行き届いている。
手持ち、肩掛けともに可能なハンドルは、内側のネジにより長さを調節ができる。内部はぜいたくなスエード貼りで、レザーのポケットが付属。
たっぷりなマチで大容量。ベルト1本で留める仕組みだが、中身を見られないようにするレザーフラップ、もしくはジッパーのフタがオプションで取り付けできる。
そのすべては、手縫いによるしっかりとした縫製で、時間をかけて組み上がっていく。
Bardとは歌をつくったり、物語を書いた中世の詩人のこと。都市と自然を行き来する、自由な心で快活に生きる男と女に向けて、そのように呼ぶことにした。